HEARTYギャラリー 個展金森桜子『GOODNIGHT, DEAR CHILDHOOD.』

4/9 〜5/26夢から現実へと意識が移る瞬間、無意識のうちに受け取った言葉を忘れまいと渇望し、目覚めとともにiPhoneのメモにキーワードを書き留める。散文的で断片的なそれらの言葉は、時間とともに少しずつ輪郭を帯び、やがてひとつの像を結ぶ。その過程にこそ、私は強く惹かれる。今回発表する極めて散文的な作品群は、そこに記された言葉や像が、受け取る人それぞれの記憶や感情と結びつき、異なるストーリーを紡ぎ出すことを試みている。同時に、自身も未だ気づいていない夢の中の隠喩を探る試みでもある。「GOODNIGHT, DEAR CHILDHOOD.」”CHILDHOOD” という単語を、単なる幼少期という意味にとどまらず、これまで囚われてきたある事象として捉えてみる。一方で、いままさに目まぐるしい “CHILDHOOD” の真っ只中にいる子どもたちが、今夜も安心して眠りにつけるように、という願いも込めて。まるで、どうしても眠れない夜に友人へかける電話のように——今回発表する作品たちが、誰かの夜更かしにそっと寄り添う存在となることを願っている。【プロフィール】2000 東京都生まれ2024 東京藝術大学大学院版画研究室 修了2024~ 東京を拠点に活動中学生時代より、所属専攻領域に留まらず様々なメディアで表現を図る。現在はシルクスクリーン、リトグラフを主とし、多様な印刷方法を用いて制作活動を行っている。主な個展2025 『CHANCE』(光灯、東京)主なグループ展2023『故に彼は、書くことをやめない。故に彼女は描くことをやめない。』(GALLERY33、東京)『poooool』(新宿眼科画廊、東京)他、多数参加。
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