HEARTYギャラリー:ツイヒジ トオル 個展
今回の展示会では二面性をテーマに描いていますこのテーマは僕の永遠のテーマでもあります。この10年間変化し続けた作品達。気付けば大きく2種類の作風に確立して行きました。同一人物が描いているとは思えないこの2種の作風。互いに対立し依存し合っている陰と陽1つが無くなれば僕はきっと絵を描けなりそうな気さえする。言葉を伝える事が苦手だった10代絵と出会い、表現を学び言葉ではなく作品で気持ちを表現することこの10年間に描きためた大きい作品から小さな作品には僕の熱い想いが、それぞれに込められていますたくさんの皆さまに作品を通し、伝えたい想いが伝わりますように。陰と陽、両面の作品を生む事が自身を作り、表現が完成すると話す作者。この絵の全てが同じ作者なのかと疑うくらい、振り幅の大きい、様々な表現の作品たち。確かに良く見てみると、重く感じられる白黒の作品の中にもユーモアや華やかさがあり、また明るく可愛らしい作品の中にも、どこかダークで切なさの様なものも感じる。ただ思うのは、どの作品のどの部分をとっても細かく、ペン数の多さにはため息が出るくらいの感動を覚える。見れば見るほどに現れる重なりと物質。1日見ていられる、いやずっと見ていたい。スタッフも廊下で足を止め、食い入る様に作品を覗き込んでいます。ぜひ私たちと共に、ツイヒジトオルの虜になって頂きたい。